- お知らせ
「思っていたデザインと違う」をなくすために。――ココロバレが大切にしている“ヒアリング”という対話の力
目次
「思っていたデザインと違った」「意図を伝えたつもりだったのに反映されていなかった」。
Web制作の現場で、こんな“すれ違い”が起こることは珍しくありません。
その原因の多くは、最初のヒアリングにあります。
多くの制作会社がヒアリングから始めますが、その深さと精度は会社によってさまざま。
目的を共有していたつもりでも、実際にはイメージが噛み合っていなかった――そんな経験をされた方も多いのではないでしょうか。
だからこそ、ココロバレでは「ヒアリング」に最も時間をかけます。
それは単なる聞き取りではなく、経営者、担当者と一緒に考え、未来を描くための対話です。
対話の中から、本当の目的を見つける
ココロバレでは、可能な限り対面でのヒアリングを行うようにしています。
画面越しでは拾えない表情の変化や、ふとした一言の中にこそ、企業の本当の姿や課題のヒントが隠れています。
たとえばある企業のヒアリング中、「いつか東京にも進出したい」という何気ない一言がありました。
その未来像をデザインのコンセプトに反映した結果、その企業は実際に東京進出を実現しました。
このように、ココロバレが大切にしているのは、
「言葉になっていない想い」まで掘り下げて形にすることです。
なぜヒアリングが重要なのか
ヒアリングは、Webサイト制作の“入り口”であり“成功のカギ”です。
丁寧に行うことで、次のような大きなメリットが生まれます。
1. 目的と方向性を明確にできる
「採用を強化したい」「問い合わせを増やしたい」。
目的が曖昧なまま進めてしまうと、成果の出ないサイトになることは明らかです。
ヒアリングでは、経営者や担当者の考えを整理しながら、プロジェクト全体の軸を明確にします。
2. 企業の価値を再発見できる
日々の業務の中で“当たり前”になっていることが、実は他社にはない強みであることも。
ヒアリングでは、理念・歴史・サービスの価値を掘り下げ、「何を」「誰に」「どう伝えるか」を整理します。
見過ごされていた強みが言葉になったとき、Webサイトはブランドの核を育てる場へと変わります。
3. 本質的な課題を見極められる
企業の多くは、“魅力の伝え方”に課題を抱えています。
ヒアリングを通して、本来向き合うべき課題を明らかにする。その先に、企業の成長を支える戦略の軸が定まります。
4. プロジェクトがスムーズに進む
最初に方向性をしっかり共有しておくことで、修正や再設計のリスクを減らせます。
結果として、納期やコストを安定させながら、ストレスの少ない進行が可能に。
そしてこの円滑な進行こそが、クライアントが本業に集中し、企業の成長を加速させる土台となります。
ココロバレ独自のヒアリング構造
私たちは、クライアントの「現状・目的・未来像」を多角的に整理するために、独自のヒアリングシートを使用しています。
主な項目は以下のとおりです。
- 企業の理念と背景:創業の想い・価値観・ビジョンを共有
- 現状分析:事業内容・競合・市場動向を整理
- Webの目的と目標:「なぜ作るのか」「何を達成したいのか」を明確に
- ターゲット設定:誰に、どんな変化を届けるのかを明文化
- サイト構成・デザイン方向性:ブランドトーンを軸に構成を検討
- 運用・機能:更新体制や管理方法など、運用フェーズまで設計
ヒアリングは「質問」ではなく「共創の時間」です。
経営者と担当者、そして私たち制作チームが同じ視点を持つための出発点です。
経営者にも、担当者にも必要な”共通認識”
ヒアリングの価値は、社内外での認識をそろえることにもあります。
経営者が語る理想と、担当者が感じる現場の手ごたえや課題。
その両方をつなげることで、Webサイトの方向性に一貫性が生まれます。
ココロバレのヒアリングは、
「この企業はどんな未来をつくりたいのか?」を共に考える時間です。
デザインは単なる見た目ではなく、企業の軸と意志を形にする戦略の表現。
だからこそ、最初のヒアリングに時間をかける。
それが「伝わるWebサイト」ではなく、
“伝わり続けるブランド”をつくるための第一歩だと私たちは考えています。
名古屋でWebサイト制作・リニューアルとご検討の方へ
ココロバレは、デザインだけでなく、事業の想いをカタチにする戦略デザインファームです。
経営者にも担当者にも寄り添い、企業の「らしさ」と「成果」を両立するWebサイトをご提案します。
お気軽にご相談ください。
この記事を書いた人
日岡春香
株式会社ココロバレ ライター
Webサイトやブログの文章、キャッチコピーの制作を担当。SEOや読みやすさの観点を意識し、読者の共感を生みながら成果につながるコンテンツづくりを支援している。
また、ココロバレ全体のスケジュール管理を担い、チームを統括しながらクオリティと効率を両立させたプロジェクト運営を行っている。