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社長が30分でできるブログ代行への一次情報の渡し方

社長の頭の中には、発信できるネタが眠っています。問い合わせをくれた顧客が決め手にした一言、同業がやらない手間、断った仕事の理由。こうした素材を30分で書き出すだけで、ブログ代行に渡せる一次情報です。あとは、その準備の負担をどこまで軽くできるかです。記憶を呼び起こしやすい順番で書き出せば、構えずに手が動きます。

ブログ代行に一次情報を渡すコツは、主に以下の3つです。

  • 文章を渡そうとしない。場面と理由のメモで十分です
  • 「よく聞かれる質問」と「断った仕事」から書き出すと、眠っていたネタが出てきます
  • きれいにまとめない。ラフな素材ほど、書き手が一次情報を見つけやすくなります

「うちには発信できるネタがない」は、あなたのせいではありません

ネタがないのではありません。素材を渡せる形にする順番を、まだ知らないだけです。

「うちは特別なことは何もしていない」。この言葉を、私はこれまで何度も経営者から聞いてきました。人の脳は毎日くり返すことを当たり前として処理し、意識に上らせなくなります。だから現場で当然のようにやっている工夫ほど、本人には特別だと感じられません。本来価値のあるものが、日常の中に埋もれて見えなくなっているだけです。

ある相続専門の税理士事務所を支援したときも同じでした。代表の方は「相続の申告をやっているだけで、特別な話はない」とおっしゃいます。けれど問いを重ねると、税理士を志したきっかけには、ご自身の相続でうまくいかなかった経験があると分かりました。同じ思いをする人を減らしたい。その想いこそ、他のどの事務所にも書けない一次情報でした。

あなたの会社で、お客様に一番感謝された仕事は何でしたか。それを一言で言えるなら、ネタはもう手元にあります。

ブログ代行に渡すのは「文章」ではなく「素材」です

渡すべきは完成した文章ではありません。場面と理由が分かるメモで十分です。ここを取り違えると、準備が一気に重くなります。

社長が材料を用意しようと考えると、多くの人はきれいな一段落を作ろうとして手が止まります。これが準備の進まない一番の理由です。腕のいい書き手がほしいのは、整った文章ではなく、加工前の生の素材です。誰が、いつ、何に困っていて、あなたが何をして、相手がどう変わったか。この事実さえあれば、書き手はそこから記事に変えていきます。逆にまとめた文章を渡すと、生々しいディテールが削ぎ落とされ、どこにでもある話になってしまいます。

先の税理士事務所でも、受け取ったのは整った原稿ではなく、ヒアリングでこぼれた断片的な言葉でした。それを核に、重いテーマを「この人になら相談できる」と感じてもらえる記事へ整えました。結果として地名と相続という言葉の組み合わせで検索1位を取れています。順位は地域の競争度や記事の積み上げ方で変わるため、同じ結果を保証するものではありません。

社長が出すべきなのは、磨かれた言葉ではなく現場のリアルです。

30分で準備できる素材の出し方

ここからが実践です。記憶を呼び起こしやすい問いから始めると、構えずに書き出せます。机に向かって、5分ずつ次の順で書き出してみてください。

順番書き出すことなぜ素材になるか
お客様によく聞かれる質問を3つ顧客の悩みそのもの。検索される言葉と一致する
過去に一番感謝された仕事あなたの価値が一番はっきり出た場面
同業と違うこだわり・手間他社が書けない差異になる
断った仕事と、その理由何を大事にしているかが最も濃く出る

特に効くのは④です。安く請けてほしいと言われて断った、品質を落とす進め方を求められて断った。その理由には、価格表にもサービス紹介にも載らない会社の芯が出ます。競合がコピーできない一次情報は、ここから生まれます。

書き出すコツは、きれいにまとめないことです。例えば、「去年の春、塗装をやり直した現場、施主さんが涙ぐんだ」。この程度のメモで書き手は十分に動けますし、むしろ整えないほうが後から細部を聞き出せて記事が深くなります。この4つを30分で書き出せば、渡せる素材が一度に10件以上そろうでしょう。あとは月に一度、思い出したことを足していくだけです。

なぜ社長の30分が、AIに引用される記事になるのか

ラフなメモは、そのままでは記事になりません。そこで会社らしさを保ったまま、AIに引用される一次情報へと整えていきます。

AIが情報源を選ぶ決め手は、キーワードの一致ではなく、そのページにしかない情報があるかどうかです。社長の頭の中の素材は、それを満たす唯一の原石です。

ここで役に立つのが、ココロバレが提供する、脳科学ブランディング×LLMO(AIによる検索や回答の最適化)対応のブログ発信設計サービス「毎日くん」です。月1回のヒアリングで社長から素材を引き出し、その会社らしい言葉のまま記事にし、止まらず発信が続く仕組みをつくります。どの言葉でどんな人が検索するかを逆算しながら、本人が特別だと思っていない経験を、検索で選ばれる記事の核へ変えていきます。

社長の30分は、発信の仕組みと組み合わさったとき、競合がまねできない資産へ変わります。

渡せる素材を持つ社長から、ブログは資産になる

今までは、ネタが思いつかないという理由で発信が止まっていたかもしれません。これからは違います。よく聞かれる質問と断った仕事を書き出すだけで、渡せる素材が手元にそろいます。社長がやるのは、文章を書くことではなく、現場のリアルを言葉のかけらとして渡すことだけです。

きれいな文章を一人で抱え込もうとすれば、発信はそこで止まります。ラフな素材を出して書き手に任せれば、続く仕組みが回り出します。あなたの会社の当たり前は、外から見れば立派な一次情報です。まずは紙を一枚用意して、お客様によく聞かれる質問を3つ書き出すところから始めてみてください。

よくある質問

Q. ブログ代行に渡す一次情報は、どのくらいの分量を用意すればいいですか

完成した文章は不要です。場面と理由が分かる単語レベルのメモで十分で、1件あたり2〜3行が目安です。4つの問いを5分ずつ書き出せば、30分で10件以上そろい、月1回足せば年間で記事数十本分が蓄積されます。

Q. なぜ社長は自社のネタがないと感じてしまうのですか

人の脳が毎日くり返す作業を当たり前として処理し、意識に上らせなくなるためです。現場で当然にやっている工夫ほど特別に見えません。能力の問題ではなく、外からの問いかけで9割以上の会社から素材を引き出せると私たちは考えています。

Q. ブログ代行に頼むと、自社らしさが消えませんか

書き手が整えた文章を受け取ると、どこにでもある記事になりがちです。逆に現場の言葉をそのまま素材として渡せば、自社らしさは保てます。「毎日くん」は発信の軸を固定し、記事ごとにトーンがぶれない設計にしています。

Q. 断った仕事の話を書くと、印象が悪くなりませんか

むしろ信頼につながります。断った理由には、会社が何を守っているかが最も濃く表れます。安さより品質を選んだ判断は、同じ価値観の顧客に強く響き、競合がまねできない一次情報です。

この記事を書いた人

藤原紗千代

株式会社ココロバレ 代表取締役/ブランド戦略デザイナー

マスコミ系制作会社で鍛えたデザイン力とディレクション力を土台に、渡米してマーケティングを学ぶ。帰国後、「伝わらないを晴らす」を掲げて株式会社ココロバレを設立。デザイン経営を軸に、企業の“強み”を“伝わる形”へと変換し、成果につなげる戦略設計を行っている。

支援実績は、開業初月で月商100万円を達成した1人整体院から、年商90億円規模のエコ企業まで多岐にわたる。デザインと経営の両視点からブランドの本質を引き出し、「伝わるデザイン」で企業価値を高めることを得意とする。